Column 経営者・人事向けコラム
市場の動向や
今後の採用活動に役立つ
情報などをお届けします。

新しい働き方を目指す「週休3日制度やリモートワークを取り入れ、柔軟な働き方を実現する株式会社⼤宣システムサービス」

2023年より、「新しい働き方」をテーマにしたラジオ番組を「いつか徳島」がスポンサーとしてスタートしました。

パーソナリティーは、子育てと仕事の両立に悩み会社員を辞め起業家に転身。現在は徳島県神山町にご家族で移住している松坂智美さんです。

8月の第三回目のゲストとしてお越しいただいたのは、株式会社大宣システムサービス 取締役 システムソリューション本部長の秋山恵二さんです。

リモート勤務や週休3日制の導入、副業の許可など、多様な働き方を積極的に検討し、従業員が働きやすい環境をつくることで、優秀な人材の採用競争力を高めています。

放送でカットされた内容も含めて、トーク内容をご紹介しますので、ぜひご覧ください。

松坂智美:今回、新しい人事施策により採用競争力を高めていらっしゃる企業様としてお越しいただきました。簡単に御社のご紹介をお願いできますでしょうか?

秋山恵二:大宣システムサービスは、ITの活用に特化した業務代行サービスを提供しています。主に保険会社やクレジットカード会社、製薬会社など高度な個人情報と機密情報を取り扱う国内大手企業をお客様とし、重要書類の発送業務や顧客情報管理を代行しています。徳島R&Dセンターでは、業務システムの設計と開発を中心に行い、業務代行サービス以外にも製薬会社様・流通・製造会社様のシステム環境整備を請け負っています。

松坂智美:徳島を拠点に、ということは、本社は別にあるのでしょうか?

秋山恵二:はい、本社は大阪にあります。徳島は研究開発拠点として、プログラム開発やサービスの設計構築に特化しているため、ITの上流工程を含めた高度な技術を持つエンジニアが、探究心を持って日夜技術に集中できる環境があります。

2021年2月、徳島R&Dセンターを新設

松坂智美:従業員が働きやすい環境をつくるために様々な制度を用意しているとお聞きしています。どのような制度を取り入れているのですか?

秋山恵二:週休3日制の導入、副業OKとし、さらにリモートワークも取り入れています。

松坂智美:素晴らしいですね!こういった新しい人事制度を導入したきっかけは何ですか?

秋山恵二:優秀な技術開発者のために通院や身体的な休養が取れるよう、平日の固定休暇日を設定したことがきっかけです。知的労働を頂く上では、勤務上のメリハリが大切という事を考え、1週間の中で、4日間 集中して働いて頂ける方には、正社員として平等に評価させて頂くという主旨となります。その為、本業に支障が無ければ、副業OKであり、リモート勤務も可能という考え方となります。

松坂智美:平日に追加で1日休めるだけで、ぐっと働きやすくなりますよね!週休3日制は誰でも利用できるのですか?

秋山恵二:本人と上長との協議により、業務に支障が出ない事の確認が出来、会社が承認すれば使用できます。

松坂智美:素晴らしいですね。こういう制度があるだけで、まだ自分が使う立場でなくても、働く上での不安が解消されると思います。御社が様々な新しい制度を取り入れる理由はどのような所にあるのですか?

秋山恵二:最も大きな理由は、優秀な技術者の採用として門戸を広げるためです。これまでは、優秀な技術者でありながらも持病の関係で通院が必要であったり、出産や育児、ご親族の介護など、様々なご事情で平日のフルタイム勤務が難しいなどの理由から、IT業界を諦める方が一定数いらっしゃいました。

リモート勤務や週休3日制など多様な働き方を積極的に検討し導入する事で、一人一人の都合を踏まえ、今までに就業が困難であった技術者の方にも多くご入社頂きたいという意図があります。

松坂智美:技術者は不規則でハードワークというイメージもありますから、御社のような会社はロールモデルだと感じます!従業員の方は新しい制度をどのように活用されていますか?

秋山恵二:まだ試験的な取り組みであり、事例は少ないのですが、一つの例としては、毎週水曜日を固定の休暇日と定めて、3日以上連続して勤務しないパターンの週休3日制を採用頂いている技術者(リーダー)が在籍しています。

その方は、コロナ以前からリモート勤務の活用や有給休暇による体調管理を実施していましたが、古くからの持病があり、定期的な通院と療養が必要なためにいつも有給残日数を心配しながら、通院療養を続けていました。現状は水曜日の固定休暇日を設定出来た事により、「心身共に大きく負担を軽減出来た」とコメントを頂いています。

松坂智美:まさに必要とされている方にぴったりの人事施策を行っていらっしゃる感じですね!制度を取り入れて良かったと感じる点はどのようなところですか?

秋山恵二:制度を活用されている方からは、集中力アップ、不安解消につながったと聞いています。そして、会社からのその方への評価も、「以前よりも活躍できている」という評価です。

そして、変則的な働き方をする人がチームに加わることで、仕事量に対する配慮が生まれ、社内のチームワーク向上に繋がったと聞きました。今までは、どんな人もみんな平等に仕事が割り振られていましたが、コミュニケーションをとりながら、チーム全体の状態を把握するマネジメントに変化していっています。

松坂智美:新しい制度となると、なかなか難しい点もありそうですが、課題などはありますか?

秋山恵二:「賃金体系」と「業務量に対する評価制度」に対する公平性の確保が最大の課題ですね。
週4日勤務だと、フルタイムと比較すると80%の賃金になります。他にも、1日10時間勤務にして、残り3日を休むという働き方もありますが、週休3日の人との評価をどうするのか。これからディスカッションする必要があると考えています。

加えて、週休2日の人と週休3日の人とで、有給休暇発生日数が同じで良いのか?との課題もあります。

松坂智美:現状は有給をどのように付与されていますか?

秋山恵二:週休2日の人も3日の人も同様に付与しています。現状は週休3日制も承認制のため、社員の不満はきいていませんが、議論の余地がありますね。

松坂智美:週休3日制が始まってから、それを希望される社員さんはどの程度いらっしゃったのでしょうか?

秋山恵二:既存社員にヒアリングしましたが、すぐに週休3日制に変更したいという社員はおりませんでした。皆、人生のどこかで必要になったら活用しようと選択肢のひとつとして認識してくれていると思います。

松坂智美:従業員の皆様想いであることが伝わってきます。社員さんにどんな生き方・働き方をしてもらいたいと思いますか?

秋山恵二:全ての従業員が心身とも健康で仕事もプライベートも充実した⽣活が送れることを大切にしています。たとえば、積極的に健康増進活動に取り組み、「健康優良企業」として「金の認定」を受けて継続更新しています。

松坂智美:プライベートの充実が仕事の充実に繋がっていると感じる事例はありますか?

秋山恵二:そうですね。たとえば、いつか徳島からUターン転職した社員がいますが、昨年12月に入籍されました。お相手の方が専業主婦になり、お子さんも希望されているということで、ますます仕事へのモチベーションがあがっています。また、頻繁に実家にも帰れているのでご家族も喜んでいるそうです。業務面ではお客様からの信頼度も高く、会社として大きなプラスになっています。

松坂智美:そのような社員さんの存在は貴重ですね。御社が人事施策で他社との差別化をはかるポイントを教えてください。

秋山恵二:当社は「働き方改革」をチャンスと捉え、フルタイムで働ける人だけでなく、週休三日制、時短勤務、女性活躍も応援することで、働く人の多様化を目指します。仕事の標準化、共有化を推進し、「一人に仕事が集中し、誰とも業務がシェアできない」といった問題の発生を抑制していきたいですね。

松坂智美:現段階で新しい人事制度を検討されていれば、ここだけの話、教えていただきたいのですが・・・

秋山恵二:実は、いつか徳島の中西さんとお話しする中で、育児中の方の働き方をより良くするために、フレックスタイム制度の導入を検討し始めました。

松坂智美:素晴らしいですね!私も女性のキャリアインタビューをする中では、ほぼ全員がフレックスタイムであれば働きやすくなると回答しているほど、人気の人事制度ですので、うまくいくことを期待しております!

お話しをきいて、徳島でこんな先進的な人事施策を行う企業さんがあるなら、ぜひ入社したいなーとおもう方もいらっしゃると思うのですが、現在求人は行っていますか?

秋山恵二:SE、プログラマ、インフラエンジニアなどのエンジニアの募集を行っています。経験者の方は年収500万円~で募集をしています。

松坂智美:そうなんですね、未経験の人はやはり難しいでしょうか?

秋山恵二:未経験のエンジニアであれば、システム、Web、アプリ開発として幅広く募集しています。

松坂智美:未経験でも応募できるのですね!それは嬉しいです!

秋山恵二:クライアントは金融・保険業界や製薬会社などの大手企業が中心で、システム開発の上流工程から直接の契約を交わしており、技術的な提案を受け入れて頂ける関係性を築いているため、納期や仕様における自由度が高く、クオリティ重視の開発に集中できます。
徳島拠点には技術力の高いITエンジニアがそろっていますので、今ある技術をより磨ける環境が整っています。

松坂智美:さようですか!今後、エンジニア人材はさらに活躍の場が広がる職種ですから、徳島で活躍したい方は、ぜひ転職情報サイト「いつか徳島」で⼤宣システムサービス様の求人をご覧ください。⼤宣は、大きい、宣伝のせんの字で⼤宣システムサービスです。

本日はお話しを聞かせていただきまして誠にありがとうございました

秋山恵二:ありがとうございました。

松坂智美:正解のない新しい働き方を女性の目線で考える「新しい働き方ラジオ」。本日は、株式会社⼤宣システムサービスをお迎えし、「週休3日制」について扱ってまいりました。株式会社⼤宣システムサービス様では、現在未経験も含めエンジニア職の方を募集中とのことです。求人のお問い合わせはいつか徳島までお問い合わせください。

このコラムを
読んでいる人に
おすすめです