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やりにくかったWeb面接から考える「もっとよくなるWeb面接」

最近の面接では、Web面接が多くなっています。
Web面接に同席する中でやりにくかったシチュエーションを紹介します。
もし、自社でも同じようになっていましたら、面接の仕方を改めてご検討くださいませ!

一番やりにくかったWEB面接

Web面接で最もやりにくかったシチュエーションを共有します。それは「多数の面接官が1つの画面で登場」するケースです。

1台のカメラの前に3~5人の面接官が座っているときなどは一人一人の顔が小さくしか映りませんので、表情は見えません。マスクをされていたら最悪です。もう誰がしゃべっているのかすら分かりません。

個人のPCだと画面が小さいので、とても小さくなり良くわからなくなってしまいます。
一つの画面で複数人が映る場合は、一人ずつ自己紹介をして欲しいと思います。

なお、複数の面接官がいても複数の画面があり、1画面に1人ずつ面接官が映っている場合は、表情をしっかり読み取れますので、リアルとそこまで変わらない印象です。

いきなり本番に突入するWeb面接

対面式の面接の場合は、お越しになった方に合わせて、うまくアイスブレイクをされながら場を温める方も多いと思います。
「本日はどのようにお越しになりましたか?」
「今日は暖かい日で良かったですね」
などなど、面接会場に案内する中で、面接とは関係のない話も自然と生まれます。

一方で、WEB面接だといきなり面接官が全員そろうため、本題からスタートされることが多いように感じます。

Web面接でも対面と同様に、その場を温めるようなトークを用意いただくと良いと思います。対面での臨機応変な対応が得意な方ほど、Web面接では準備不足となってしまい、何からスタートしたらよいのかわからず、お話しができずに終わってしまうケースがあるように感じます。

そのため、アイスブレイクも含めて、できるだけいつもより入念に事前に面接でご質問したい内容などを検討し、メモを作成し、面接はどのような流れで行うのかなどをご検討されているとよいでしょう。

また、WEB会議では事務的な雰囲気になりやすく、淡々と進むことが多くなってしまいます。

たとえば、「〇〇について教えてください。」「△△です。」「わかりました。では次の質問は・・」という感じです。WEBで事務的だとより機械的に感じ、人材は不安に陥りやすくなります。
そのため、回答について掘り下げたり、感想をお伝えするなど、温かい声掛けを大切にいただけると良いと思います。

これだけはお願いしたいWeb面接(会議)でのお作法

Webで会話をする際は、一方が話す間は聞き手に回ることが多いと思います。
そのため、人材が回答している間、微動だにせず、話を聞いている面接官の方がいます。
そうすると人材側は「そもそも接続ができているのか?」と気を取られてしまうこともあります。

また、長時間、眉間にしわを寄せて、両手を前に組んでいる方がいらっしゃいましたが、対面でされるよりも、より圧迫感を感じます。

そのため、以下3つはぜひ意識して行って欲しいと思います。

・首を縦に振り、うなずく
人材が話をしている間は、首を縦に振りながらうなずいてください。
それだけでも、聞こえていることが伝わり、非常に大きな安心感につながります。
「聞こえていないかもしれない環境」があるのはWeb面接ならではです。

・表情を作る
マスクをしているケースも多いかもしれませんが、笑顔や疑問を表情に出して欲しいと思います。いつもより表情や表現をポジティブかつ大きくすると良いと思います。画面に映つるのは上半身だけになりますので、特に表情は重要です。

絶対NGなのは、口角を下げたまま、眉間にしわを寄せ、全く動かず、腕組みをするスタイルです。特に、いつも表情を出さない方は気を付けてください。

・ネット環境の確認
ネット環境が不十分で、声が聞き取りにくい時や接続が中断してしまうことがあります。
Wi-Fiではなく有線にする、Wi-Fiの場合も通信環境のレベルをアップするなど、Web会議に対応するようにいただければと思います。実は、徳島県の企業は通信状態が非常に良好で、ネット回線のトラブルはあまりありません。徳島はWeb会議やWeb面接に適した環境ですので、どんどんご活用いただければと思います。

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