こんにちは、ムツビエージェント(株)の中西です。
さて、新聞などをご覧いただいていると、採用市況が活発になられていることをお感じになるかと思います。

私自身も2010年に徳島へ帰ってきてからも採用のお手伝いをさせて頂いておりますが、
この4年間の中でも、徳島においても最も売り手市場だと感じる状況です。
当社のご登録者様の中でも、内定を複数社頂く方もいまして、徳島でも採用が活況になっていることを肌で感じています。徳島への転職活動をするには良いタイミングかもしれません。

ただ、そんな時こそ転職活動を慎重に行って欲しいと願っています。
それは、雇用が活況な際、企業は人材の争奪戦になり、人手不足を解消するための採用を行うことがあるからです。

近年の中で、最も売り手市場に転じたのは2009年度の新卒採用。求人倍率は2.14倍とバブル崩壊以降で最も高い求人倍率に転じました。2007年問題(団塊の世代が大量に定年退職をする)が発生する中で、新卒への採用熱が高まったことも理由の一つです。
しかし、その後は、ご存じの通りリーマンショックを迎え、採用市場はいっきに縮小しました。現在では、アベノミクス効果も相まって現在は売り手市場へ大きく転じています。グラフで見て頂いても、数年単位で求人倍率は変化しています。

                       (抜粋:リクルートワークス研究所資料)

私が東京で勤めていた企業でも、数百人規模の大量採用を行った翌々年に大規模なリストラが行われる状況となりました。また、2013年には、超大手企業での大量リストラが相次いだことは記憶に新しいと思います。

つまり、採用市場が現在活況であったとしても、入社当初の雇用条件などが永続的ではないと理解しておいた方が良いということです。

■条件交渉よりも会社理解・仕事理解を深める交渉を

複数内定を頂いている方であれば、条件、特に給与交渉を有利に進めることができるかもしれません。もちろん、給与交渉が悪い・・という訳ではないですが、企業サイドとしても給与の交渉によって、思った以上の人件費を掛けてしまった場合、入社後の期待値があがり、厳しく評価をされる可能性もあります。

それよりも、入社後、本当に自分自身がその会社で頑張りたいと思えるかどうかを知る機会を得ることが、より大切だと感じます。

例えば、職場見学や入社後配属される先の上司や先輩社員との面談をお願いする、中小企業であれば経営者との面談をお願いする、などをお勧めしたいと思います。

仕事理解や職場理解を深めるためのお願いであれば、企業も「自社のことをより深く知りたいと思っている」と感じ、志望度の高さも感じ、好感を持っていただき、入社後もスムーズな人間関係を構築しやすくなります。そして、何より求職者様ご自身が「本当にこの会社で頑張りたい」と思えるかどうかを判断し、納得をして入社をすることに繋がると思います。

また、あなた自身に魅力を感じて入社して欲しいと感じている企業様であれば、そのような調整を頂くことができるでしょう。そして、そのような企業であれば、人材を大切にする会社だと思います。
ただ、単なる人手不足で「採用できれば誰でも良い」と思っている企業であれば、そのような調整を頂くことが難しいかもしれません。売り手市場の今だからこそ、そのような交渉も可能でしょうし、しっかりと企業を見るチャンスでもあります。

変化の激しい時代の今、いつ何時、どのようなことがあるか分かりません。
もちろん、企業が安定的に経営をして頂くことを、願ってやまないのですが、
『いざ、苦境になったとき』にでも共に頑張れる企業に入社して欲しいと思っています。

当社も、本当に求職者様がご納得いただける転職活動を応援するために、採用企業さまに職場見学をお願いすることや、十分なご説明を頂く時間なども設けて頂いております。また、私も含めて当社のスタッフが職場へ足を運び、経営者様の想いを十分に理解し、また社員からもお話しをお伺いし、事前へのご説明を大切にしています。

人材採用をサポートする企業は、ただ単に採用が成功すればよい、という考えではなく、
転職者のその後のご活躍を心より応援し、そして人材採用を通して、企業への発展へ貢献しなければならないと思っています。