こんにちは、ムツビエージェント(株)代表の中西でございます。

さて、この数か月の間で人手不足の問題がTVや新聞などで大きな問題として取り上げられるようになってきました。特に、飲食業や流通業は人手不足感が強く、当社でも今までお付き合いのなかった経営者様からもご相談を頂く機会が増えています。

若年労働者が減少し、労働人口の減少が問題になるということは、数年前から言われていたのですが、景気の低迷によりその問題が表面化していませんでした。しかし、この数か月間で、その問題が一気に噴出し始めたと感じます。ご相談に来られた経営者様も「採用の環境が激変したと感じ、経営課題として雇用環境の整備を急務に取り組む必要がある」とおっしゃっていました。

ただ、人手不足だからと言って、求職者様が必ずしも“希望する”条件の求人が増えているかというと、そうではありません。
例えば、求職者様の希望が「土日休み/8:30~17:30までの勤務時間※残業なし」などの条件であるとするならば、飲食や小売りなどの土日出勤がある企業様の求人は合致しません。そのため、少しでも人材を確保できるように『職場環境の改善』に取り組む企業も増えているようです。

●ユニクロ
「今までの方針を180度転換する。長期的に働けるように、環境を整えていく」ということを
柳井社長が発表。その取り組みとして、地域限定正社員を導入。
●ドン・キホーテ
60歳以上を対象にパート従業員を7月から計2千人募ると発表。勤務時間は早朝の2~3時間程度で、商品陳列や清掃などの開店前作業を担当してもらい、午前中の販売強化や既存従業員の負担軽減を図ることを目的としているそうです。
●群馬県のとある建設会社
従業員31人の内3割が60歳以上の中、県から働きやすい会社として表彰されています。
息子夫婦が共働きの従業員のため「孫育て休暇」などを作り、有給休暇を取得できるようにしています。

人手不足を解消するためには、今までの長時間労働に支えられた企業発展を目指すのではなく、
「一人ひとりにあった働き方を提供する」ことで労働力を確保し、企業発展を目指すようになりつつあります。そのため、年齢や性別、一日あたりに勤務できる時間にこだわらない採用・雇用が増えてくる可能性があります。

ただ、企業もこの人手不足にどう対策をしていくのか、というと現状では採用活動に力を入れ、目先の人材確保を急いでいます。そのため、企業が働きやすい環境を用意するということは少し先の話になるかもしれません。

私たちはもちろん人材採用をお手伝いする企業として、少しでも働きやすい職場環境を作ることができるよう企業様へ提案ができればと思います。

そして、働く人たちも考えていかなければならないことがあります。
例えば、短時間労働でそれ相応の給与を頂くためには、高い生産性が求められます。今までは、企業も働く人も長時間労働での勤務を主体とした働き方のオペレーションとなっていたので、短時間労働を選択するのであれば、新しい仕組み作り、意識の変化も求められます。それは、企業経営者だけが考えることではなく、現場で働く人たちも共に考えなければならないことだと思います。

人は安定を求める傾向があり、変化を嫌うという性質を持っています。そのため、これから起きる職場環境の変化はストレスが掛かることかもしれません。
しかし、私たちはこの変化を前向きに考えたいと思っています。
それは、立場や環境が違うさまざまな人材が企業で働くことで、新たな価値に気づき、新たな価値を提案できる企業が増えてくるようになるのではないかと感じているからです。

企業経営者も働く方々も
変化を恐れるのではなく、変化を前向きに、そして力を合わせて頑張ることができればと思います。そうなると日本がまた元気になり、もちろん徳島も元気になっていくことだと思います。

私もこの変化を楽しみ、そして企業様へも求職者様へも良い提案ができるように頑張りたいと思います!